植毛した髪の寿命は何年?抜け落ちたらどうなるかなど術後の疑問に回答!
自毛植毛は後頭部など薄毛になりにくい部位から移植されるため、寿命が来て抜け落ちても再び同じ場所から髪が生えます。
移植後の髪の定着と寿命を長く保つには、規則正しい生活習慣や信頼できるクリニックでの手術、さらに術後のケアが重要です。
これらの対策により、移植された髪の再生能力を維持し、長期的な髪の健康を保つことが期待できます。
この記事では、自毛植毛した髪の寿命と長持ちさせるためのポイントを解説します。
【結論】植毛した髪の寿命は約3〜6年!
髪は一定期間成長を続けたのち、自然に抜け落ちます。その後、同じ場所から新しい髪が生えてきます。
これを「ヘアサイクル」といい、個々の髪質による違いはあるものの男性で3~5年、女性で4~6年が1サイクルといわれています。
参考 公益社団法人日本毛髪科学協会 髪の寿命(ヘアサイクル)
ヘアサイクルには以下の4段階があります。
①脱毛・成長初期
毛乳頭(髪の発育の核となる組織)が活動し、新たな髪を生成する時期です。
また、新しい髪によって古い髪が押し出され、自然に抜け落ちる時期でもあります。
②成長期
毛乳頭が活発に働き、髪を成長させる時期です。
③退行期
毛乳頭の活動が弱まり、毛球部(毛根の膨らんでいる部分)が萎縮していく時期
④休止期
毛乳頭の活動が完全に休止する時期
自毛植毛を行った髪の寿命は、通常の髪と同じサイクルをたどります。このサイクルでは、髪は成長し、最終的には自然に抜け落ちます。
植毛した髪は抜け落ちたらどうなる?
植毛した髪も通常の髪と同様に、寿命が来ると自然に抜け落ちます。
しかし、後頭部などの薄毛になりにくい部位から移植されているため、移植された髪の毛根は健在であり、また新しい髪が同じ場所から生えてきます。
移植後もその場所でヘアサイクルを繰り返すため、植毛した髪が再び生えなくなる心配はほとんどありません。
一方で、移植された髪がしっかりと定着するには、術後のケアが大切です。特に、術後の安静期間をしっかり守らないと、移植した髪がうまく根付かない場合があります。
そのため、適切なケアが必要です。
植毛した髪の寿命を伸ばすための3つの心構え
髪の寿命を伸ばすためのポイント
移植された髪の寿命をできるだけ長く保つためには、以下の3つのポイントに注意しましょう。
①規則正しい生活習慣を心がける
髪の健康には、日々の生活習慣が大きく影響します。特に、不規則な食生活や睡眠不足、ストレスは髪の成長に悪影響を及ぼします。
自毛植毛を受けた場合も、健康な髪を維持するために、バランスの取れた食事や適切な睡眠を確保し、ストレスを溜めないよう心がけることが重要です。
② 信頼できるクリニックで手術を受ける
移植された髪がしっかりと定着するためには、手術を担当する医師の技術が重要です。
経験豊富な医師による手術は、ドナーの髪を無傷で移植し、髪の生着率を高めることが期待できます。
クリニックの評判や実績を調べ、信頼できる場所で手術を受けることが大切です。
③術後のケアを徹底する
移植した髪を生着させるためには、術後、1~2週間は安静にすることが大切です。
この期間は、激しい運動や洗髪の際に頭皮を強くこするなど、頭皮に負担をかける行為を避ける必要があります。
患部を保護し、髪がしっかりと定着するまで安静を心がけることが、長期的な髪の健康につながります。
まとめ
最後のまとめ
- ⚪︎植毛した髪も通常の髪と同じヘアサイクルを繰り返す。
- ⚪︎移植された髪は、後頭部などの薄毛になりにくい部位から採取されるため、再生能力が高い。
- ⚪︎術後のケアや規則正しい生活習慣が、移植した髪の定着に重要な役割を果たす。
健康な髪と同様に、自毛植毛した髪も寿命を持ち、その後は自然に抜け落ちます。
しかし、植毛した髪は何度もヘアサイクルを繰り返すため、薄毛になるリスクが少なく、半永久的に再生し続ける可能性があります。
適切なケアを行い、生活習慣を整えることで、移植された髪の寿命をさらに長く保つことができるでしょう。